昭和31年、町村合併で飯高町が発足したとき「香肌峡タイムス社」(発行人 雀部竹風)より発刊されたもの。
飯高町関連の歴史が詳細に記されています。
【飯高郷土誌】が明治維新直前の長野主膳の宮前に関係することについて詳述されているのにたいし、【飯高町】は中世の北畠具親の川俣谷の蜂起について詳しいです。
この本は、松阪市立図書館の蔵書ですが、県内ではここだけの所蔵のようです。今西錦司氏の旧蔵小冊子のリストにもありますが飯高町にとって貴重なものだと思います。
蛇足ですが 「香肌峡」の 名付け親は 雀部竹風氏 だと聞いています。
飯高町郷土誌
飯高町郷土史編纂委員会
発行 昭和61年7月31日
県内の一部の図書館で見ることができますが、【飯南町史】がよく目につくのにたいしあまり見かけないのはどうしてなんですかね?
昭和58年に 夕刊三重新聞社(松阪市) より
発刊されたものです。
昭和57年1月1日から4月30日まで81回にわたり連載したものをまとめたものです。縄文時代より櫛田川、そして流域の歴史について書かれています。(p243)
櫛田川の古代幻想
神話と歴史のグラデーション
語り手 田畑 美穂
発行所 十楽
平成11年8月8日 発行
(39頁)
「伊勢の国・松坂十楽」という歴史文化研究サークルでの講話を小冊子にまとめられたものです。
ほかに同ゼミの【女神 のくにの物語】【中世城館と北畠氏の動向】【北畠氏と修験道】などを参考にしています。
昭和30年代、堀内家に長野主膳に関する史料を求めて東京より研究者が訪れたと聞いていました。そして堀内家所蔵の関連資料は、主膳(当時は、義言)に関する第一級のものと評して帰ったそうです。その研究者が書いたと思われる論文を愛知県立図書館で見つけました。
「長野義言とその庇護者 堀内広城・千稲父子」吉田 常吉
吉川弘文館が出版している 月刊誌【日本歴史】の 1973年5月号(通巻第300号)、P174~189に掲載されていました。
2010年、松阪のはにわ館での特別展「仏教開花~花開く仏教文化」の展示解説書です。(20頁)
県内の古代寺院について非常にわかりやすくまとめられていて参考になります。
松阪に咲く
野の花・山の花
松阪野生植物愛好会より 2008年2月に 出されています。
むかし 身近に咲いていた懐かしい花などが載っております。
74頁からなる写真集で 飯高町の植物もたくさんあります。
局ケ岳には結構いろいろな珍しい植物が ありますが残念なことにだんだん減ってきています。 局ケ岳の植物についてもページを作ってみたいと思ってはいるのですが・・・。
この小説の書き出しは、
”伊勢の松坂から西南へ六里、河俣郷宮前(現飯南郡飯高町)の滝野氏は、・・・”
ではじまります。